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地域紹介

地域紹介〜唐木田稲荷神社〜 2018年06月14日

地域紹介のコーナーです!
第2回目は、唐木田稲荷神社について、お話させていただきます。

地域紹介画像_唐木田稲荷神社1

地域紹介画像_唐木田稲荷神社2

地域紹介画像_唐木田稲荷神社3


所在地は多摩市唐木田1丁目13番地4。
唐木田駅から約6分程歩いたところ、カー用品店ジェームスと唐木田公園の間にあります。
交通量の多い南多摩尾根幹線道路沿いという立地でもありますが、神社の周りの木々が神社と喧騒とした世界を遮るように茂っており、こぢんまりとしながらも凛とした雰囲気を漂わせております。

建立時期に関して、唐木田物語(※1)によれば、落合旧記(※2)に1600年代初頭から唐木田に住んでいたとされる唐木田三家(横倉家・髙村家・古澤家)がその当時から唐木田稲荷神社を氏神としてお祀りしていたという記載があるとの事で、400年以上の歴史があるようです。
ただ、現在、その当時を窺い知れる痕跡は見当たりません。
しかし、文化9年(1812年)の再建時期に近い文化10年と彫られた灯篭が、本殿手前、植栽に隠されるようにひっそりと佇んでおり、その長い歴史の一旦を垣間見る事ができます。

地域紹介画像_唐木田稲荷神社4

続いて、参道横にあります覆屋の中を覗いてみましょう。

地域紹介画像_唐木田稲荷神社5

地域紹介画像_唐木田稲荷神社6

地域紹介画像_唐木田稲荷神社7

こちらには唐木田地蔵尊や庚申塔等の石仏が数体安置されておりますが、その中の一体に「双体道祖神」という石仏があります。

地域紹介画像_唐木田稲荷神社8

道祖神とは、村内と村外の境界や道の辻等に石碑や石像形態で祀られる守り神の事で、こちらの石仏は2体の男女の像が並んで彫られているので双体道祖神と呼ばれております。他の地方でもみられる石仏ですが、多摩市内では唯一のものだそうです。
江戸時代中期に建立され、何世紀もの間、あらたの辻(現在の李久保公園近く)という場所に立っていましたが、昭和初期、諸事情により庚申塔とともに覆屋に安置されました。

続いて、覆屋横にある記念碑についてお話します。

地域紹介画像_唐木田稲荷神社9

昭和50年代に入ると唐木田にも多摩ニュータウン開発の波が押し寄せ、区画整理が始まりました。唐木田稲荷神社は、平成元年(1989年)に現在の形として再建されたのですが、その際、地元の方々によって建立されたのがこちらの石碑です。
唐木田の発展を望みつつも、先祖代々何世紀にも渡り住み続けた土地が変わりゆく様に淋しさも滲ませた文章。
地元の方々の唐木田を想う、様々な感情が読み取れる石碑ではないでしょうか。

その他に稲荷神社の大蛇という民話が残されていたり、調べていくと神社のみならず地域の事とか…こぢんまりとした神社ですけど、意外と(?)色々な事が出てきて面白いと思います!
ご興味がありましたら、ぜひ神社に足を運んでいただいたり…図書館にも行ってみてください。
という事で、地域紹介の第2回目、この辺で終わりにさせていただきます。
ありがとうございました!!

※1、昭和52年(1977年)、横倉鋭之助著
※2、宝暦13年(1763年)、上落合村名主、川井五兵衛の指図により、組頭、横倉重衛門が記したものを天保14年(1843年)、下落合村の有山文衛門によって書き写されたものと思われる文書



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